ボトルウォーターの知識
普段何気なく安いものを選んで買っているボトルウォーターですが、以下のような違いがあります。
●ミネラルウォーターの分類表(詳細)ミネラルウォーター品質表示ガイド(農林水産省1991年)
品 名
原 水
処理方法
ナチュラル
ウォーター
特定水源より採取された地下水
ろ過、沈殿および加熱殺菌(中心部水温85℃で30分以上)に限る
ナチュラル
ミネラル
ウォーター
特定水源より採取された地下水のうち地下で対流または移動中に無機塩類が溶解したもの。
鉱水・鉱泉水等、天然のCO2が溶けて発泡性のある地下水を含む。
ろ過、沈殿および加熱殺菌(中心部水温85℃で30分以上)に限る
ミネラル
ウォーター
ナチュラルミネラルウォーターの原水と同じ
ろ過、沈殿および加熱殺菌以外に次に掲げる処理を行なったもの
(複数の原水の混合、ミネラル分の調整、ばっ気、オゾン殺菌、紫外線殺菌等)
ボトルドウォーター
または飲用水
飲用適の水(純水、蒸留水、河川の表流水、水道水等)
処理方法の限定なし
この表の処理方法をよく見てください。
ろ過、沈殿---これって水道水を作るのと同じだと思いませんか。
加熱殺菌--- 湯冷ましってことですね。沸騰はさせてないけど。
つまり、ボトルウォーターは浄水した水道水の湯冷ましと同じって言うことですよね。
それにしてはボトルウォーターって異常に高いと思いませんか。
牛乳よりもガソリンよりも高いんですから。
面白いデータ
があります。
横浜市で行われた水の味比べでは、総勢271名の結果は以下のようなものでした。
水温は10℃に設定し、全て同じコップから飲んで頂き、一番おいしいと感じた水はどれかという味比べです。
結果は下表のとおりです。
日本製ミネラルウォーター
41%
この結果(順位)は私にとっては予想通りなのですが、皆様はいかがでしょうか。
やはり日本の水(軟水)が日本人にはおいしいということですね。
湯冷ましがミネラルウォータに負けている部分といえば、加熱して塩素を飛ばしているけど、同時に酸素や炭酸ガスが抜けてしまっているという部分ですね。
ミネラルウォーターの加熱温度は85℃で、決して沸騰させていませんから酸素や炭酸ガスは残っています。
湯冷まし
36%
外国製ミネラルウォーター
14%
水道水
9%
上記の表から言えることは
浄水器を通して塩素を抜いた水道水はミネラルウォーターとほぼ同じで、二つの水の味の違いは水源のミネラルバランスの違いのみ
ということではないでしょうか。